1962年5月12日、俳優マーチン・シーンの長男としてニューヨークに生まれる。（弟は俳優のチャーリー・シーン。）高校卒業と同時にテレビ映画に出演。以後、コッポラ監督の「アウトサイダー」(83)「ブレックスファスト・クラブ」(85)「セント・エルモス・ファイアー」(85)といった青春映画の傑作に相次いで出演。1980年代のハリウッドを担う原動力として期待を集める《ブラット・パック》と呼ばれるグループが生まれ、エステヴェスはその中心的存在となった。ナーバスさと骨っぽさが同居した独特の魅力と、確かな演技力で人気を集め、全米大ヒット作「ヤングガン」シリーズのビリー・ザ・キッド役で名実共に若手スターの頂点に立つ。俳優業以外にも優れた才能を発揮。ロバート・ケネディが暗殺された日を軸に描いた群像劇「ボビー」(06)では第63回ヴェネツィア国際映画祭にコンペティション部門に出品した。他の主な映画出演作に「レポマン」(84)「地獄のデビル・トラック」(86)など。

1943年7月26日、イギリスのダートフォードに生まれる。10代前半で音楽活動を開始し、’62年にキース・リチャーズらと共にロック・バンド《ザ・ローリング・ストーンズ》を結成。64年に発表されたデビュー・アルバムは国内チャート1位に輝き、人気はすぐに世界中に広がった。60年代のカウンター・カルチャーの申し子として若者たちの心をつかんだストーンズはビートルズと並ぶ2大ロック・グループとなった。以後60年近くも世界のミュージック・シーンのトップに君臨し続けるこの驚異的なグループの中で、ジャガーはボーカリスト兼ソング・ライターとしてフロントマン的役割を担ってきた。’88年にはソロで来日。’90年にはストーンズとして待望の初公演を果たし、日本中を熱い興奮で包み込んだ。ジャガーは’70年に「太陽の果てに青春を」、「パフォーマンス／青春の罠」といった実験的な映画に出演しているが、本格的なエンターテイメント作品に主演するのは「フリージャック」が初となる。

1937年、イギリスのポート・タルボットに生まれる。’61年から’63年にかけてロンドンのロイヤルアカデミー・オブ・ドラマチック・アーツで演技を学び、舞台俳優としてキャリアを重ねる。「死の舞踏」ではローレンス・オリヴィエの代役を演じ、英国演劇界を代表するスターとしてその地位を確立した。70年代に入ると活動の場をハリウッドにも広げ、「遠すぎた橋」(77)をはじめとする大作に出演。ハリウッド俳優にはない知的な雰囲気で人気を集め、デヴィッド・リンチ監督の「エレファント・マン」(83)では外科医トリーブス役が話題を呼んだ。ミッキー・ローク主演の「逃亡者」(90)、何といっても「羊たちの沈黙」(91)でのハンニバル・レクター博士役の怪演が印象的。他の映画出演作は「マジック」(78)「日の名残り」(93)「アトランティスのこころ」(01)「ファーザー」(20)。

カリフォルニア州バーバンク出身。16歳の時にローリング・ストーンズのコンサートでスカウトされヴォーグ誌のカバーやレブロンの広告で知られるトップモデルとなる。
やがてドラマ・スクールを経て「メジャーリーグ」(89)の主人公の妻役で映画デビュー。
メル・ギブソン主演の「リーサル・ウェポン3」(92)に出演して知られるようになる。その後も「ザ・シークレット・サービス」(93)や「アウトブレイク」(95)といった大作に出演。

テレビやライブ・シアター、映画など多方面で活躍する俳優である。出演作は、「48時間」(83)「グレムリン」(84)「ビバリー・ヒルズ・コップ」(84)など。近年ではドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」で寡黙な大物マフィアの右腕、マイク役で一躍知名度を上げる。

グラムロック・バンド”ニューヨーク・ドールズ”のリード・ボーカルとして著名なヨハンセンは、ミュージカル”Buster Poindexter”では主役も務めた。テレビ出演は、「マイアミ・バイス」やHBOのドラマシリーズ「オズ」など。映画ではNetflix配信の「ビル・マーレイ・クリスマス」でバーテンダーを演じた。

尼僧を演じるプラマーは、その演技力を以て彼女を魅力的な人物な人物に作り上げた。舞台”神のアグネス”の演技でトニー賞を受賞し、テレビシリーズ「L.A.ロー 七人の弁護士」での演技でエミー賞にもノミネートされた。映画では「ガープの世界」(82)「ホテル・ニューハンプシャー」(84)などに出演しており、「パルプ・フィクション」(94)では強盗役で強い印象を残す。

11才で俳優を志し、15才で演技スクールに入学。すぐにTVに出演し始める。テレビシリーズ「NYPDブルー」でトニー・ロドリゲス警部補を演じた事で知られる。映画デビューは82年の「バッド・ボーイズ」。87年の「ラ・バンバ」では主人公の兄という役どころで、一気に観客の心をつかむ。90年「ネイキッド・タンゴ」の、ヒロインの運命をねじまげていく夫役は、そのラテン系の甘いマスクをあいまって危険な魅力を発散していた。